宮司挨拶で語られた“伝統をつなぐ心
2025年10月20日、金崎宮にて本年のお舟遊び管絃祭が無事に斎行されました。
長い歴史の中で受け継がれてきたこの神事は、地域の皆さまの温かいご奉仕と支えによって再興され、今日まで守り続けられています。祭礼の冒頭では、宮司より「伝統をつなぐ心」をテーマに、
神事の由来、氏子を持たない神社として歩んできた歴史、そして未来を担う子どもたちへの願いが語られました。本記事では、当日の動画とともに、宮司挨拶の内容をわかりやすく要約してお届けいたします。

金崎宮宮司:田村典男氏
長年にわたり祭礼の再興と継承に力を注ぎ、氏子を持たない金崎宮が地域と共に歩み続けられるよう尽力続けています。お舟遊び管絃祭では、神事の由来や子どもたちの奉仕の意味を丁寧に伝え、伝統が“心の種火”として未来へ受け継がれていくことの大切さを語り続けている。
宮司挨拶
宮司は、金崎宮の舟遊び神事が明治26年に再興され、戦前戦後の中断を経て平成2年に復活した歴史を紹介した。氏子を持たない金崎宮では、地域の協力とご奉仕によって祭りが守られてきたことを強調し、とくに子どもたちが神様に近い位置で奉仕する経験が「心の種火」となり、将来の力になると語った。また、敦賀の町は長い歴史を持つ一方、戦災などで失われた灯火も多いが、祭りを続けることが地域の誇りや文化を再び育むことにつながると述べた。最後に、神社は静かに地域を支える存在であり、伝統を未来へつなぐ役割を果たしていくと結んだ。
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